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静かな内に秘めた強さ~瑠璃の地球2022

瑠璃の地球2022が本日22日~30日まで開催中です。

 

来場者の皆様がいつもより更に熱心にご高覧頂き投票されています。

「どの作品も素晴らしいので選ぶのが難しい~!皆さんに票をあげたい!」と言われる気持ちが十分に分かる展示になっています。「心を鬼にして選んで頂けると嬉しいです!」((笑))と嬉しい悲鳴を作家と共有しています。

 

 

「どの作品も美しく力量のある作家達の集結にコロナ中に心が救われるようです!」というお言葉のように、コロナで地球に対しての想いが皆様の中でも日々考えるようになった方が多くなっているせいか、作品を通して色々な余韻が残るようです。

 

「動というよりも静かな内に秘めた強さを感じる作品が多い。」今の自分の心のある物に似ている感じる作品を選ばれる傾向も垣間見られます。

 

 

不調で来られない皆様からのリクエストのお応えして今展を動画でYOU TUBEにもアップしました

 

 

実際に目にすると更に素晴らしい日本東西から集結した力作揃い!

 

① 紀光(アクリル画)

【觸 コンセプト】

仏教などの教えから触れ得ぬ世界を表現しました。闇であり光である世界を想像することで「生」を感じることが出来ます。等しく訪れる「死」を想うことで今この「時」を感じることが出来ます。明日は必ずしも「在る」わけではなく全ては奇跡の上に成り立っている。今在る私も、隣人も。

 

 

⓶  大西節子(油彩画)

【私たちの星  コンセプト】

そっと優しく手を当てて、地球の声に耳を澄ます天使たち。アーチの手前は天の世界を表し、奥は地上を表しています。私たちの星が大きな力に守られた存在であることを伝えたいと思いました。

 

 

③ 大森梨紗子(絵画)

【大地の呼吸 コンセプト】

この星の大きな構成要素の大地。

田畑をする時、人ができることは大地の状態を整えこと。大地が山の土のように気持ちよく呼吸できる状態にしてあげると、後は自然の力でのびのびと育ってゆきます。私たちもその大地のような身体であれば、健やかな毎日を送れます。大地にゆだね、包まれるような気持ちで、呼吸する空間を描きました。

 

 

④ 小形栞(日本画)

【煌々と燃ゆる コンセプト】

煌々と輝く月に照らされた草木が風で揺れて燃えているように見える様子を表した。

 

 

⑤  國賀史子(漆芸)

INNER UNIVERSE  コンセプト】

自分の中に存在しながら、自らが触れることのない臓器。その1つである心臓を、私達が住む地球と同じく神秘的な生命の源の星として表現しました。

 

 

⑥ 小坂未央(ガラス)

【Tide コンセプト】

ガラスの中で無数の気泡を折り重ね、幾重もの気泡のレースが光を包み込む。その流れと内包する光の凛とした美しさに「祈り」を求めた。静けさと儚さを纏う無垢な光が、繊細な気泡の流れに添って、「恍惚」を表現している。

 

 

⑦ 島田直季(絵画)

【たまり  コンセプト】

私にとっての瑠璃の地球は静かで安心出来るものでない。内部では人智ではコントロールできない力が流れ、うごめいている。

 

 

⑧ 下村優介(切り絵)

【THE EARTH.コンセプト】

120種類以上の動物たちを、循環の渦を巻くように配置しました。

 

 

⑨ 徳竹秀美(陶芸)

【森の群青コンセプト】

水の流れを螺旋状に表現し、三角の足は縄文時代の器を表す。

今回の蒼い釉薬は、オーストラリアから調合を日本に持ち帰り日本の原料で森に補正された水のイメージや空の蒼さを表現した。

 

 

⑩原口みなみ(絵画)

【めじるし4 コンセプト】

粘土の立体」と「平面作品」と「観る人」の三者関係が起きるように意図されており、「観る人」の位置によって絵画や粘土の作品の見え方が変わっていく。「観る人」もいつの間にか、作品の一部に取り込まれることで、自分の今の立ち位置やしぐさや動作に意識的になり、自分の日常へ想いを馳せるような導線をつくっている。

 

 

⑪ ヒラタシノ(絵画)

【実測と幻想 コンセプト】

この作品は地球の⼀部を切り取ったイメージです。具体的にいう と丁度このあたり、フラワーロードがまだ旧⽣⽥川だった頃。⾃然の作った形状は⼈々の暮らしを作ってきたことが絵地図を⾒ると実感が湧いてきます。史実を調べながら制作中に何が ⾒えるかな、と思っていたのですが、結局、どこにいても⽇本の⼈々の細かい暮らしが「瑠璃」という奥深い⾔葉を作ったんだろうと思いました。

 

 

⑫ ベリーマキコ(日本画)

【ユートピアコンセプト】

囲われたところに密かにあるのが、ユートピアではないだろうか。それは近所の公園、学校、家…人によって様々な大事な楽園。地球は宇宙から見たらさぞかし美しいユートピアかもしれない、瑠璃色の。

 

 

⑬ 村松英俊(彫刻)

【gumball machine コンセプト】

この地球は美しいもので溢れている。

未知なものに溢れたこの世界。

どんな出会いが待っているのだろう。

次の出会いを求めてハンドルを回す。

 

 

⑭ 森本盾二(彫刻)

【瑠璃の龍 コンセプト】

雨龍をモチーフにラピスラズリを地球に見立て、三匹の龍が地球を見守るようなイメージでデザインしました。コロナパンデミックをはじめ人類、地球と大きな変革の今、私たち一人ひとりの試練の時。しっかり自己を見つめ何が本当に大切なのか、それぞれの生き方を問われているように思います。良い未来が切り開かれていきますように、私たちが正しい道を歩めますように。

 

 

⑮ ZUVALANGA(African wire&beads art)

【Hidden Red-秘めたる赤 コンセプト】

アフリカの緑豊かな森に暮らす、美しい青を纏ったエボシドリ(Knysna turaco)は、飛び立つ瞬間に魅せる赤『Hidden Red』を秘めている。羽を広げた時にだけ現れるその鮮烈な赤は、穏やかな表層からはまるで想像のつかない、奥に秘められ、ときに姿を現す地球内部のエネルギーに重なる。私達はその隠された色に魅了され、翻

弄される。

 

 

 

次回ブログでは、この15人の中のグランプリ結果をご報告させて頂きます。