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現代仏教美術・三人展(ワイヤー・イラスト・仏像)

現代仏教美術・三人展  不動~fudo~ が

2021年10月30日(土)~11月07日(日)

11時~18時(会期中無休・無料)に開催されます。

 

 

 

古来はアートとして仏教美術は市民と密着していたものでした。

その意識が低下している現代の市民に、もっとその本質に気づき現代のほとけさまとの関わり合い方の多様性やヒントになるように、新しい仏教美術を模索した作品を展示します。

 

 

革新的なワイヤーアートでの写仏、イラストレーションによる独創的な視覚化表現、伝統的な佛師の技法、と三者三様でありながら『変わらぬ(不動)ほとけさまの魅力』を伝えることをテーマにしています。

 

 

 

アーティスト 升田学/Manabu Masuda

 

©kei_hompo

 

アーティスト・ダンサー。2006年より一本のハリガネを一筆書きの要領で無切断で作る美術作品「ヒトスジ」を発表。約7㎡の天井吹き抜け空間を活かし大空を借景にしたインスタレーション展「絵空事」など、展覧会多数開催している。

 

 

升田氏曰く:

ワイヤーの写仏は作品というよりもライフワークとして中川学ご住職の京都・瑞泉寺所蔵『当麻曼陀羅』の掛け軸を写している。ワイヤーの線を原画に合わせて写しているときが自分にとって〈祈り〉なのかも。

 

 

 

イラストレーター 中川学/Gaku Nakagawa

 

 

イラストレーター・僧侶 中川学/なかがわがく 浄土宗西山禅林寺派僧侶、京都慈舟山瑞泉寺住職にしてイラストレーター。デジタルの手法で絵本から時代物の装丁画まで幅広いスタンスで描く。

 

 

中川氏曰く:

僧侶であるが普段は仏は描かず、依頼されたら描く。

仏像や仏画は、悟った人には必要がなく、悟りを得られない庶民のためのもの。

自身は女人の絵も仏画も同様に庶民のためにイラストで描いているように思う。

 

 

 

佛師 立花麟士/ Rinshi Tachibana

 

 

3歳で写仏、10歳より仏像彫刻をはじめる。20歳の時、大仏師の下へ内弟子として入門、佛師を志す。地元「神戸」を拠点に仏像の新規制作・修復を生業とする一方で、仏像彫刻教室や講話会を各地で開催、講師としても活動している。

 

 

立花氏曰く:

あくまでも仏師は仏様を『お迎え』する立場であり、『創る』立場ではない。

すっと手を合わせたくなるような仏様をお迎えできるよう自己承認欲という不純物を取り除いて、透明なガラスの器のような仏様へ近づけたい。

 

 

 

平面・立体・彫刻と三人の作家のそれぞれの目線で描くほとけさまの世界をご高覧ください。

 

 

そしてこの3作家各自の仏の関わりや3人の繋がりなど貴重なお話を伺えるアーティストトークが初日に開催されます。又とない機会となります。どうぞお楽しみください。

 

★トークイベント「それぞれの仏教との関わり」

10月30日(土)15時~(無料)

予約:限定15名(着席) マスク着用お願い致します。

 

お問い合わせ先:アート〇美空間Saga 正田まで

Tel : 078-321-3312 Mail : info@saga-beauty.com

 

 

 

 

平面・立体・彫刻と三人の作家のそれぞれの目線で描くほとけさまの世