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Cosmos2024人気投票結果

Cosmos2024が大好評で終了しました。

作家お一人お一人の作品のおかげで大変素晴らしい展示になりました。

会期半ばは雪等で交通機関も大変でしたが、そんな中お越しくださる方や通りがかりのカップルやご家族連れやお子様もご興味を持たれて入って来られる方も多かったです。長年この展示を見て来られた方達も、今回は特に作品からエネルギーを感じました、一番良かったかも!という感心のお声もありました。

有難いことに最終日は一時身動きができないほどギャラリー内は人に溢れていましたが、熱心にご覧頂き投票にもご協力頂き、本当に感謝申し上げます。

 

作家達からも

「表現形態も経緯も多種多様で、革新的だったり、伝統的な技術があっての作品だったり、緻密なコンセプトからの作品だったり、偶然の出会いを逃さない作品だったり。どれも存在感が素晴らしく、圧倒されました。」

「創作の精神的ステージを一つ上げていただいた事・馴れ合いでない 自立した姿勢で制作しているアーティストの皆さんと競演、交流できた事は新しい財産となりました。

多分野なメンバーでしたが、シビアな造形追求姿勢と、どの作品も温かい何かを宿している点も共通していたと感じました。特に最終日は一体感ある特別な空気が満ちた一日でした。」

というほど、搬入から切磋琢磨できる仲間との出逢いを喜び、在廊や懇親会を通して搬出も名残惜しそうなアットホームに溢れた展示でした。

 

 

その作家達の作品です。

 

山田千晶の「太陽の雫」


樹脂で成形し漆で着色している彫刻作品。
太陽のように燃える雫を胸に抱き、作品としての命が生まれるようにと願いをこめて。

 

 

升田学の「mother Nature」


ワイヤーで途切れなく一筋だけで描くように制作したアート作品。
生命とは何なのかという問いを湧き出る生命エネルギーとその循環をイメージし影も一色に描きだしている。

 

 

藤井朱里の「VINUS」「Mythica Femme」


「女性の身体は宇宙である」神話的な女性性からの解放を願い、炎の熱心によって崩壊する蝋燭でできた彫刻作品。 作品展中に変貌し最後は燃え尽くすかもしれません。

 

 

郷祥の【PLANT~34.34975,134.0494~ 】【PLANT~34.2991008,134.0459752~】

独自開発した墨を活かし、生物(有機物)の共通言語は、全て「波形」で表すことができる。有機物を代表する墨が自然発生的にできるワレを用いて、声の形を表現した作品。 そこに確かに存在する声に耳を傾けたい。

 

 

江藤雄造の【円相】


光を当てることにより影ができ、影までが1つになる漆アート作品。禅における書画のひとつで、図形の丸(円形)を一筆で描いたもので、漆で描いた金魚で表している。金魚で円形を表現し、縁起を担いでもらいたい。

 

 

畦地拓海の【Spirit Board “ANIMA MUNDI”】


「宇宙霊魂」魂が人の体につながっているように宇宙の魂 /生命も宇宙とつながっ ていると考え、Spirit Board(霊板)に宇宙霊魂の姿を刻み、 この目で自身の体を通して表出する形を認め、更に模索してゆくために制作しています。

 

 

山田遼介の【生きやすくて、死にやすい】


落ちている木枝を組み合わせて、使われた靴をはかせている。かつて生きていた証でもある植物の動きゆ意識し、一つの誰かを作ることで、己の生きやすさや死にやすさを制作した。

 

 

児玉昌彦の【Never die】


この星で生まれ育ち倒れ長い旅の末、奇跡的に海岸で 出逢った魅力的な流木と、一度は海底にまで沈み潮流によって巻き上げられ海岸に打ち上がった良質な流鉄をサ スティナブル素材として 宇宙無二のNever die を制作した。

 

 

嶋田ケンジ の【『塔』AKASHIC RECORDS】


陶による実験的で自由な造形表現を常に試み制作している。AKASHIC RECORDS。それは、過去か未来か宇宙の彼方か。はたまた人の脳裏の片隅か。

 

 

ヒラタシノの【Right before Happening 1・2】


「二つの星が違う大気と重力を持って、4次元を作り出すんだろうな、そして衝 突する時に放つ何らかの力で失神する直前に見るビジュアルかもしれない」と妄想して時空や光を表現して製作した。

 

 

紀光の【恍惚のアポトーシス】


水は生命の誕生と進化の鍵である。水が生まれた不思議、地表で蠢く人 間の一生など取るに足らない一瞬の瞬きだ。水一滴、その奇跡に命の重量を感じる。始まりがあれば終焉があることを表現している。

 

 

永山政士郎の【Element Fire】【Element Water】


宇宙・世界を構成するとされる五大元素であり、大気・海・生命の源である『水』、マグマ・エネルギーの象徴 である『火』をイメージした制作。地球は火の星から水の惑星となり、生命が誕生したといわれている。生と死・はじまりとおわりも感じさせる『水』『火』の作品。

 

 

アレトコレココの【シーラカンス -進化の礎-】


捨てられるはずのワインの蓋やコルクを着色せずに立体作成している。現存する生物の中で 進化の礎となるシーラカンスに自分を重ねた。 その進化の先に宇宙があると思うが、私はその先よりその生き物 の中にこそ宇宙があると思う。

 

 

岸田めぐみの【Flowing-流れに身を任せる/Sensing-風を読む】


作品の中心部に綴織技法で自ら織った生地と糸で縫い合わせている。人間は宇宙のように広大な情報空間の中で、生活上必要あるいは自分の肌に合う情報を選び、咀嚼・吸収するこ とでアイデンティティを形成していく。私にとって眼鏡は身体の一部であり、アイデンティティ形成に関わる視 覚情報を得るために欠かせない存在である。

 

 

フジタナオミ の【天国への道しるべ】


子供の頃、人は亡くなると魂は宇宙に行くと信じていた。この空の彼方遠くに別の世界があり、そこでは生も死 もなく淡々と穏やかな世界が広がっている。 先月、母が亡くなった。母の魂は上へ上へとあがっていく。たどり着く穏やかな世界まで、道に迷わぬよう こっちだよと、道しるべを描いてみた。

 

 

 

作品動画もアップしています。 https://youtu.be/bHdQkveIdNc

 

どの作品も甲乙つけがたく、来場者がしっかり見て考え抜いて頂いた1票1票の投票結果は

グランプリ 升田学(ワイヤーアート)53票

 

「静の中に動や感情を感じる作品でした。心がスッと落ち着き、ワイヤーの透明感がいやされます。」

という投票コメントもありました。一目を引く立体が多い中、決して派手ではないワイヤー作品ですが、線の力強さと美しさそして影は光によって開眼していく神秘性のある驚きが皆さんの心を掴んだのだと思います。

 

2位    山田千晶(彫刻)

3位    藤井朱里(立体)

4位    畦地拓海(漆芸)・嶋田ケンジ(陶芸)

5位    江藤雄造(漆芸)

 

 

グランプリ作家の升田学の個展は今秋2024年11月9日~17日開催予定です。

是非升田学の世界に遊びにお越しください。